千姫様にお願い候 登場人物のご紹介です。
真田源二郎信繁(真田幸村)に仕えた
真田十衆(真田十勇士)編です。
本作ではよく知られている真田十勇士と
メンバ-構成が若干違うので真田十衆と
呼んでいます。
真田十勇士ですが実在したのかは諸説あって
はっきりしません。
江戸時代の庶民向けの軍記物に登場し、
明治、大正時代に大阪で文庫本を作成販売していた
立川文庫(タツカワブンコ)で大々的に
宣伝され有名になったとの説が有力のようです。
私のペンネ-ムも多少関係あるかも。
第一席次、猿飛佐助です。
若く見えますが源二郎と年齢は近いです。
真田源二郎の父親の昌幸時代から仕官している
ベテランです。
忍びの衆で真田十衆の筆頭として諜報から
特殊作戦まで何でもござれの凄腕ですが
後輩思いで人当たりや面倒見が良い性格です。
経験豊富だけあって世情を見る目も優れています。
そのため実は源二郎の大阪城入りには
密かに反対していました。
第二席次、望月六郎です。
源二郎の優秀な副官です。
真田家の正当な家臣衆、侍の身分だけあって
格も雰囲気も威厳があります。
個性派の真田十衆を取り仕切きるだけでなく
軍の指揮も万全。
源二郎を支えます。
第三席次、海野六郎。
スキンヘッドの豪傑です。元はお坊さんですが
若い頃から寺を出て(追い出されて)
源二郎に仕えています。
こん棒がトレ-ドマ-ク。
第四席次、根津甚八。
彼も望月六郎同様、真田家の家臣衆です。
紀伊国の雑賀商人や水軍衆と付き合うようになり
海には詳しくなるなど真田衆では異端児です。
第五席次、穴山小介。
甲斐国の武田家の家臣衆出身で武田家滅亡後、
真田家に仕えます。
源二郎の九度山配流後も源二郎に付き添っています。
ちょっと無口で地味ですが武勇に優れています。
第六席次、三好清海。
三好一族の関係者です。
源二郎とは秀吉の馬廻衆時代に知り合いになり
大筒の腕を買われて十衆入りしました。
七十代後半の老人で兄の為三も十衆でしたが
老齢を理由に引退しています。
普段は由利千代女とよくもめています。
第七席次、霧隠才蔵。
二十代の若手ながらなんでもこなす優秀な忍び。
佐助が真田十衆に誘ったのもあって佐助を慕っています。
第八席次、筧十蔵。
父親が真田昌幸に仕え優秀な働きを見せたので
十衆入り。二十代の若手ですが鉄砲の名人です。
かなり傾奇者。常に真田馬上宿許筒を懐に
持ち歩いています。
由利千代女の良き兄貴分。
第九席次、由利千代女。
元十衆で亡くなった父、由利鎌之介の後継者として
真田十衆に入りました。
千姫よりちょっとだけ年上。
父親譲りの鎌だけでなく鉄砲や剣術にも長けた
優秀なくのいちです。
第十席次、真田大助。
源二郎の長男で後継者。
三好為三が抜けて十衆が揃わなくなったので
暫定的に入っています。
若年だけあって腕はまだ少し未熟。
第三話の登場人物も
準備が出来次第、追ってご紹介します。
ちょっと予想外に苦戦で時間がかかっておりますが……