立道智之の日記

趣味で小説を書いております

佐野昌綱の野望 登場人物のご紹介 英傑編

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上杉輝虎上杉謙信です。

享禄3年(1530年)~天正6年(1578年)

説明不要の有名人です。

本作の前半の影の主人公です。

本作では有名な女性説を採用です。

これは追ってまた説明したく。

佐野昌綱の野望ですが実は私の以前の

作品、越後の虎のスピンオフ作品ですので

この人が私の作品の始まりであったりします。

本作では少々感情的で暴力的ですが

ビジネスに長け、旧来の大名の領土を

奪うやり方に若年期は抵抗を示す

史実に合わせたキャラにしています。

ただ史実でも意外と現代的な感性だったようです。

政治体制も室町幕府の再興を志す

旧体制的な人物に合わせています。

なお体は史実でも丈夫でなかったようで

虫気(腹痛?女性の?)に

苦しめられていたとの記述も残されております。

昌綱は佐野家の為に謙信の寿命を

伸ばそうと努めますが……

謙信の没年は本作は作品の都合上、

史実と若干ずれが生じています。

 

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北条氏康

永正12年(1515年)~元亀2年(1571年)

有名な北条早雲の孫です。

歴史的にはマイナ-で地味ですが関東の

諸将を震え上がらせた実力者です。

背中に傷が無い(いつも正面突破)、

10万の大軍を1万以下で撃破するなど

武勇には事欠きません。

武田信玄今川義元と同盟を組むほどの

実力者です。

武勇だけでなく政治能力も優れており、

信玄の今川攻めの動きを見抜き、

晩年は今まで争っていた謙信と同盟を

結び信玄と争う政治手腕も見せました。

謙信も氏康を高く評価していましたが

氏康も実は謙信を高く評価しており

謙信とは信玄の件もあり真正面から

争う事はなかったようです。

本作でも史実に合わせて武勇や政治力に

優れた武将として描いています。

 

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織田信長

天文3年(1534年)~天正10年(1582年)

ヤングバ-ジョンです。

超有名人なので経歴はここでは割愛します。

本作では若年期はフランクで家族思いな

一面も見せますがやはり後の第六天魔王

だけあって時折、敵には恐ろしい

対応をも見せます。

本作では昌綱は北条氏に対抗するため

信長に接近します。

史実では弟の房綱が信長の実力を見抜いて

早くから接近していました。

信長は信玄と対抗するため謙信とは

当初は友好的でした。

しかし信玄の死後は一室町将軍の

足利義昭の追放や延暦寺の焼き討ち、

一向宗の虐殺などの件で謙信との仲は

破綻します。

本作では若年期は好青年な面も表現しています。

 

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武田信玄

大永元年(1521年)~元亀4年(1573年)

この人も超有名ですので多くを語らず(苦笑)。

あえて他の作品との違いですが甲府駅前の

信玄像のように太っていた説ではなく

(胃腸が弱く癌で亡くなった可能性から)

ほっそり説を取っていますので細身です。

本作では直接昌綱と絡むことは少ないのですが

謙信や信長、氏康と絡み、間接的に昌綱や

関東の諸将に多大な影響を与えていました。

他の方も物語の進展で順次、

ご紹介させていただきます。