千姫様にお願い候 登場人物のご紹介です。
主に第2話以降に登場の方々たちです。
正室になってから7年後、慶長15年(1610年)から
物語は始まります。
千姫。本作の主人公です。
14歳から15歳をイメ-ジしています。
千姫も既に体も心も大人になりつつあり、
自分の立場も世情も理解しています。
嫁ぎ先の豊臣家と実家の徳川家の関係に
気をもみますが両家の関係は良くなる気配がありません。
しかし千姫は自分の無力さも承知しています。
繰り出し騒ぎを起こしつつ現実から逃れようとして
現実に引き戻される毎日を過ごします。
おちょぼ。本名は畠山千代保です。
実際は千姫の一つ下ですが本作ではほぼ同じ年設定です。
おちょぼも千姫と一緒に城下で時々騒動を起こします。
彼女も14歳から15歳の設定です。
豊臣秀頼です。
母親の茶々に頭が上がらないと思われていた男子は
立派な成人男子になろうとしていました。
二条城で秀頼と会見した家康は秀頼に対して
次第に危機感を抱くようになります。
でもやはり踏ん切りがつきません。
イメ-ジは17才から19歳くらいです。
徳川家康に仕えます。
武将よりは茶人として超有名です。
独特の茶器を作ったりして天下の茶人として
武将、商人らから支持を受け、名を馳せます。
織部ですが茶の湯に理解の薄い徳川の世になれば
自分の茶道は終わると判断し、
織部は何とかして徳川と豊臣の
関係を友好的にしようと奮闘しますが……
織田信長の弟ですが武勇の才覚には恵まれず、
ただ、彼もそれを分かっていたので豊臣秀吉とは
無駄に争わず秀吉の家臣として仕えます。
茶人だけでなく世の趨勢を見るのがうまく
秀吉没後は徳川家康に近付きます。
彼も織田家の血を引く茶々や豊臣家、そして
大好きな茶の湯を守るため
古田織部と奮闘しますが……
大野治長。
秀頼、茶々の側近として活躍します。
が、彼も茶々には頭が上がりません。
世の趨勢を理解し豊臣家を守ろうとしますが
豊臣家をまとめるのは治長にとっては
至難の業でした。
真田源二郎信繁。真田幸村です。
徳川秀忠に抵抗したため父の昌幸と共に改易、
しかし、秀頼や秀頼の重臣の木村重成のとりなしで
密かに九度山を脱出し秀頼に仕官します。
配下の真田十衆(真田十勇士)とともに
大阪城入りしますが源二郎の最初の任務は
密かに護衛することでした……
千姫とおちょぼが出入りする茶店の主人です。
温厚な老人ですが豊臣と徳川の関係の険悪化を
懸念し、千姫やおちょぼたちの立場を見抜き
気遣います。
次回は真田十衆をご紹介予定です。